男子セブンズ日本代表選手に五郎丸は?|藤田・松井・桑水|7人制の魅力は?なぜ五輪?
■ なぜオリンピックは7人制ラグビー?
そもそも、オリンピックにラグビーを誘致することが目的で始まっている、しかし問題があった。
それは、日本中が沸いたワールドカップ・イングランド大会の第2戦が終わった時によく言われていた試合間隔にある。
スコットランドと戦った日本代表は体力の回復が出来ないままの試合となり大敗を喫してしまった。
かねてから15人制は体力の消耗が激しく、試合間隔を1週間空けないと健康上問題がある、とされている。
間隔を1週間も空けていたのでは(オリンピック憲章には「競技期間は16日を超えてはならない」と記されている。)16日間に消化できる試合は、ベスト4からの3試合のみとなってしまう。
そんな折試合スピードが速く、1日に数試合ゲームが可能な7人制に白羽の矢が当てられたのだ。
■ では、7人制ラグビーの魅力は?
7人制ラグビーは前後半7分で行い15人制ラグビーと同じグラウンドで行う。
当然人数が少ない分1人辺りのスペースが広くなる為、ゲーム運びがスピーディーになる。
その為、15人制では中々観られないトライが量産されることも多くなる、ときには自陣から一気にトライを奪うなんて素晴らしい得点シーンも観られるんですよ。
※なんと言ってもラグビーの魅力の1つはトライですからねぇ。
それと、ラグビーを見ていてよく思うことに、笛が吹かれた瞬間「何があったの?」って感じで、あまりにも人が多すぎて何のファウルがあったのか分からないことが多いが、セブンズは人込みがない分わかり易いのが魅力。
また、トライ後のキックオフも15人制はトライを取られた側がキックオフで試合再開となるが、セブンズではトライを取った側がキックして試合を再開する。
これは、セブンズの場合スペースが広いのでボールキープしている方が圧倒的に有利になることから変更されている。
※セブンズの場合トライしたチームがキックを蹴るので、トライをされたほうがキャッチし攻撃権を得ると言うことになるのです。
他にも魅力はありますが、なんと言ってもスピード感がたまらないと言うのが全体的な魅力です。
■ なぜ五郎丸選手はセブンズに参加しないの?
五郎丸選手の役目はルーティンを見せた後に蹴るペナルティキックやトライ後のコンバージョンキックですが、15人制のキックはボールを地面に置いて蹴るが、セブンズのキックは地面にいったん落として蹴るドロップキック。
試合時間が短いため、ドロップキックのみを採用して試合を行う。
キックの違いがあることが一番の理由とされるが、五郎丸選手はドロップキックの腕前も一級品で今後参加することは十分予想される。
(しかし、今は15人制のスーパーラグビー参加などご多幸な為、暫くは見られないと思います。)
※15人制ではドロップキックも使うことができる。
■ セブンズ日本代表の選手たち。
FW

大島佐利:サントリーサンゴリアス

後藤駿弥:ホンダヒート

レメキ・ロマノラヴァ:ホンダヒート

BK
小澤大:トヨタ自動車ヴェルブリッツ

後藤輝也:NECグリーンロケッツ

坂井克行:豊田自動織機シャトルズ

羽野一志:NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

彦坂匡克:トヨタ自動車ヴェルブリッツ

○藤田慶和:早稲田大学

合谷和弘:流通経済大学

トゥキリロテダウラアコ:北海道バーバリアンズ
