宇野昌磨・村上大介ファイナルへ|ISUグランプリシリーズ得点表とフランス大会
フィギュアスケートのグランプリシリーズ第4戦フランス杯は13日、フランス・ボルドーで男子ショートプログラムが行われた。
■ グランプリファイナル進出を決めるのは誰だ?
日本人ファンの期待は大きい今シーズン。
フランス大会出場選手は実力者が揃った、ソチ五輪銀メダリストでカナダ大会優勝のパトリック・チャン(カナダ)。
アメリカ大会優勝のマックス・アーロン(アメリカ)。
昨シーズンは男子で唯一グランプリシリーズ2連勝、3大会連続のグランプリファイナル進出を目指すマキシム・コフトゥン(ロシア)。
グランプリファイナル進出争いが繰り広げられる!
左足関節けんしょう炎で第3戦を欠場し、今季初戦となる男子の小塚崇彦(トヨタ自動車)も氷の感触を確かめた。
■ 11月13日夜フランスで起きたテロの影響は?
グランプリシリーズ第4戦フランス杯フリープログラムは、同時テロの影響で中止となった。
ファイナルに向けてのエリック・ボンパール杯の得点はまだ発表されていないが、SPの成績がそのままこの大会の得点とされる可能性が大である。
となると、恩恵を受けるのは宇野昌磨は、第2戦のスピードアメリカでマックス・アーロン(23歳:米)に次いで2位(13点)となっていた。
この日宇野昌磨は、自己ベストを更新する89.56点、男子ショートプログラムで首位に立っていた。
マキシム・コフトゥン(ロシア)が86.82点で2位。
3位の村上大介(陽進堂)は80.24点。
羽生結弦の宿敵、パトリック・チャン(カナダ)は76.10点で5位と出遅れたとともに、2戦を終えた得点合計が22点となり3位につけた村上大介と同じ点数で並んだ。22P
エリック・ボンパール杯のSP順位表
■ グランプリファイナル出場者予想
まず、第4戦までの獲得点数を見てみよう。
表のように2戦を終えていて22点以上獲得している選手は5人いる。
次に2戦目を迎える得点上位者を見てみよう。
表のように8人が22点以上を獲得する可能性がある。
ここで、ナム・グエンとコンスタンティン・メンショフだが、共に優勝が条件となるので苦しい。
グラント・ホッホスタインとアダム・リッポンも2位までの条件となるので可能性は薄いと言えよう。
残るジェイソン・ブラウンは3位条件。
羽生 結弦と金博洋は4位までに、ハビエル・フェルナンデスは5位までに入ればファイナル進出となる。
となると、実力選手がそのままの成績を残すと、村上大介にもグランプリファイナル出場が可能になることとなり、日本人選手が3人出場という素晴らしいグランプリファイナルが見れるかもしれないのだ。