羽生結弦、グランプリファイナル史上初の3連覇!宇野昌磨・村上大介は?|得点表(採点表)見方!!
グランプリシリーズのファイナルが日本時間13日、スペインのバルセロナで行われた。
■ グランプリシリーズファイナル男子シングル結果
■ ここで採点表よりプログラムと採点を簡単に説明してみよう。
■ 2位はハビエル・フェルナンデス(スペイン)、フリー201.43点、合計292.95点。
■ 3位はショートプログラム4位だった宇野昌磨(中京大中京高)
■ 村上大介(陽進堂)はフリー152.02点、合計235.49点で6位だった。
■ グランプリシリーズファイナル男子シングル結果
2週間前のNHK杯で、歴史的歴代世界最高得点をたたき出した羽生結弦(ANA)が注目される中出場した。
ファンの期待は「さらなる高得点の演技を見たい」という気持ちで観客席を埋めた。
結果ショートプログラム・フリーとも、世界歴代最高得点を上回る330.43点で優勝を果たし、多くのファンの期待に応えた。
これで羽生結弦は前人未到のグランプリシリーズファイナル3連覇を達成した。
■ ここで採点表よりプログラムと採点を簡単に説明してみよう。
羽生結弦の採点表は、以下のとおりである。
1.左の青枠がプログラム(要素)
赤枠2つは、左側が基礎点とGOE、右側が2つの合計得点となる:プログラムの得点と考えればよい。
選手の実行した要素が何であったかを判定し基礎点が決まる。
演技審判が技のできばえを、-3から+3のGOEで評価する。
ISU規則322号の表に基づいて点数に変換し、数値の平均値を算出する、基礎点にGOEから算出された数値を加味し、最終的な要素の得点とする。
※簡単に説明すると、まず何の演技を行ったか?そして審判員が出した得点を既定の数値に直し基礎点に加え合計する。
2.緑枠の中は以下の採点が行われている。
スケート技術=Skating Skills
要素のつなぎ=Transitions / Linking Footwork
動作/身のこなし=Performance / Execution
振り付け/構成=Choreography / Composition
曲の解釈=Interpretation
平均の合計が要素以外のスケーティング技術の得点と考えればよい。
3.1.(120.92)+2.(98.56)=演技の得点(219.48)となる。
■ 2位はハビエル・フェルナンデス(スペイン)、フリー201.43点、合計292.95点
プログラム(要素)の段階で羽生結弦と6点ほどの差がある。
採点表にマイナス・0点・1点が目立つ、この内容からも羽生結弦から30点以上の得点差が出たことがわかると思う。
■ 3位はショートプログラム4位だった宇野昌磨(中京大中京高)
宇野昌磨は、フリーで自己ベストを10点以上更新する190.32点、合計でも276.79点を出した。
初めてのグランプリファイナルで元世界王者パトリック・チャンを抑え見事表彰台に上った。
今後のスケート人生において、有意義な大会であったと言えるのではないか?
■ 村上大介(陽進堂)はフリー152.02点、合計235.49点で6位だった。
村上大介の今の実力では、正直ファイナルに出場できたことで十分だったと考える。
自己ベストからもハードルの高い挑戦であったことはゆがめない。
しかし、彼自身にとっては貴重な経験をしたことには違いない、この経験を活かしさらに上位を目指していただきたい。