HSBC女子セブンズシリーズ2015-2016第1戦ドバイ大会:サクラセブンズの結果と全順位
12月3・4日、アラブ首長国連邦のドバイでHSBCワールドラグビー女子セブンズシリーズ 2015-2016 第1戦 ドバイ大会が行われた。
■ 日本代表サクラセブンには厳しい戦い。
プールCに入ったイングランド・オーストラリアは世界の4強、苦戦必死の挑戦となった。
8月のコアチーム昇格大会で見事優勝を果たし、今季女子セブンズシリーズ2015-2016:全4大会に参加する権利を得た女子セブンズ日本代表(サクラセブンズ)。
世界のトップチームの力量は承知の上での参戦であった。
しかし、サクラセブンズにとってはリオデジャネイロオリンピックに参加資格がある以上、必ず通る試練の相手。
自分達の力量を図る上でも重要な大会となった。
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プール戦での結果を見てみよう。
■ 第1日試合結果:プールC:12月3日(木)
■ 第1戦14:10キックオフ (日本時間:-5時間)
サクラセブンズ 0 – 35 イングランド( 前半 0 – 14 , 後半 0 – 21 )
先発メンバーと交替選手は以下のとおり。
中村知春
冨田真紀子 ⇒ 後半0分:横尾千里
マテイトンガ・ボギドゥラウマイナダヴェ ⇒ 前半5分:竹内亜弥
大黒田 裕芽 ⇒ 後半5分:兼松由香
桑井 亜乃 ⇒ 後半0分9:加藤慶子
山口 真理恵 ⇒ 後半2分12:鈴木陽子
小出深冬
※プール戦0勝1敗
■ 第2戦16:44キックオフ
サクラセブンズ 0 – 43 オーストラリア( 前半 0 – 26 , 後半 0 – 17 )
先発は第1戦のマテイトンガ・ボギドゥラウマイナダヴェに変えて竹内亜弥を起用し臨んだ。
先発メンバーと交替選手は以下のとおり。
中村知春⇒ 前半6分:鈴木陽子
冨田真紀子 ⇒ 前半4分:横尾千里
竹内亜弥
大黒田裕芽 ⇒ 後半0分:兼松由香
桑井亜乃 ⇒ 後半0分:加藤慶子
山口真理恵
小出深冬
※プール戦0勝2敗
■ 第3戦20:03キックオフ
サクラセブンズ 12 – 26 スペイン( 前半 5 – 14 , 後半 7 – 12 )
中村知春
冨田真紀子 ⇒ 後半0分 竹内亜弥 ⇒ 後半4分:桑井亜乃
大黒田裕芽 ⇒ 後半2分:兼松由香
桑井亜乃 ⇒ 後半0分:加藤慶子
山口真理恵 ⇒ 後半2分:鈴木陽子
横尾千里
小出深冬
※プール戦0勝3敗
結果1勝もすることはできなかったが、世界トップクラスとの対戦は、リオデジャネイロオリンピックへ向けての課題が見つかったプール戦でもあった。
■ プール戦4位となりボウル戦(9~12位決定戦)12月4日(金)へ出場となる
■ ボウル準決勝12:14キックオフ
第1試合:ブラジル 29-7 アイルランド
第2試合:サクラセブンズ 15 – 14 アメリカ( 前半 5 – 7 , 後半 10 – 7 )
先発メンバーと交替選手は以下のとおり。
中村知春
冨田真紀子 ⇒ 後半3分:桑井亜乃
大黒田裕芽 ⇒ 後半0分:兼松由香
桑井亜乃 ⇒ 前半6分:竹内亜弥
山口真理恵
加藤 慶子 ⇒ 前半4分:横尾千里
小出深冬 ⇒ 後半0分:鈴木陽子
■ ボウル決勝15:04キックオフ(9・10位決定戦)
サクラセブンズ 13–0 ブラジル( 前半 0 – 0 , 後半 13 – 0 )
中村知春
冨田真紀子
大黒田裕芽
桑井亜乃 ⇒ 前半6分:竹内亜弥
山口真理恵
横尾千里
鈴木陽子
サクラセブンズはボウル決勝でブラジルに勝利し、ボウル優勝で大会を終了した。
■ 他の全試合結果を以下に記載します。
■ カップ準々決勝(1~8位)
ロシア 24-0 スペイン
フランス 19-12 フィジー
オーストラリア 15-12 ニュージーランド
イングランド 17-12 カナダ
これまでの3連勝を果たしているニュージーランドがオーストラリアに敗れる波乱があった。
4試合の勝者はカップ準決勝へ進み、敗者はプレート準決勝へ進む。
■ カップ準決勝
ロシア 19-12 イングランド
オーストラリア 26-0 フランス
■ カップ決勝(優勝決定戦)
オーストラリア 31-12 ロシア
ドバイ大会の優勝国はオーストラリアとなった。
■ 3・4位決定戦
イングランド 10-5 フランス
■ プレート準決勝(5~8位)
カナダ 21-12 スペイン
ニュージーランド 33-12 フィジー
■ プレート決勝(5・6位決定戦)
ニュージーランド 24-19 カナダ
■ 7・8位決定戦
フィジー 31-14 スペイン
■ 11・12位決定戦
アメリカ 31-24 アイルランド
■ HSBCワールドラグビー女子セブンズシリーズ2015-2016第1戦ドバイ大会:試合後コメント
浅見敬子ヘッドコーチ
「オリンピックのアジア予選から中3日の日程だったが、選手全員が無事に全5試合を戦い、ドバイ大会を9位で終わることができた。世界のトップ4であるイングランドとオーストラリアには、フィジカルとスピードの2点で大きく差をつけられた。スペイン戦、アメリカ戦、ブラジル戦では自分たちのラグビーができる部分が出てきたので、そこは自信を持って日本に帰りたい。アジア予選では優勝して歓喜を味わった後にドバイに乗り込み、さっそく世界のトップレベルから洗礼を受けたが、短いスパンでこのような経験をできたことは今後の強化に繋がる。やってきたことに間違いは無いと自信を持ち、また世界で戦える選手として個人の強さにこだわって戦っていきたいと思う。引き続き応援よろしくお願いいたします」
中村知春キャプテン
「ボウル優勝で終われたことは収穫になった。ただ、あくまでも自分たちの目標はトップ4をこのシーズン中に倒すこと。課題はキックオフボールのマイボール確保の部分で、完全に相手に取られてしまってアタックの時間が短くなったこと。第2戦までに個人としてもチームとしても修正して、トップ4を倒しにいきたい。応援ありがとうございました」
第2戦以降の日程はこちらからどうぞ